大阪が誇るもつ料理の名店。西中島南方『和風もつ料理 あらた』
昨今、様々な情報で溢れかえっている社会。
今必要なものはその『情報』をどれだけ自分の中で処理出来るのかが大切なのではないだろうか。
Yahoo!を開けばたくさんのニュースが目に入るだろう。もちろんそのニュースを頭に入れておくことは大切なのだが『なぜ?』『どうして?』と思うことで更に深くまで捉えることができるのである。
昔と違い携帯ですぐに情報は手に取れる便利な時代になったからこそ『本質』というものをしっかりと学んでいきたい。
そして今回一番言いたいことは
『情報』はナマ物である。
ということだ。
なにより鮮度が大切。
今年のニュースを見ても荒れ狂うかのように移り変わっていく。
出来るだけ早く鮮度の高いうちに自分のものにすることでイノベーターとして人に伝えていけるのではないか。
鮮度が大切…
そう、それは食事にも言えることなのである。
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大阪に来て9年。
僕は初めて『西中島南方』という場所に降り立った。
本当に特にイメージのない場所。
名前は知っているけど、、、と高校の時の他のクラスメイトのような存在であった。
しかし今回僕が降り立った理由はとある飲食店にお邪魔するため。
それがこちら。
『和風もつ料理 あらた』
もつ料理で有名なこちら。
店内はカウンター12席のみという粋なお店である。
噂では人気店ということで出来るだけオープン前に行ったほうがいいよ!と情報をもらっていたので予定が終わり次第友人と合流しダッシュで向かった。
到着した時は18時15分。
写真のように行列は出来てなくラッキーと思い暖簾をくぐった。
店内は満員だった。
18時オープンでわずか15分の間で満員になるとは恐るべきお店。
ここで普通の男子だと『並ぶの嫌だから別のお店に行こう』と言うのだが僕はイケてる男子だ。
しっかり1時間並びました。
カウンターの奥で夫婦だろか?大将と女将さんがせっせと動き回り手際よくお料理を作っては出し続けていた。
BGMは阪神のナイター。
時折ラジオから歓声が上がると二人とも手を止めアナウンサーの声に耳をやっていたところがまた『粋』である。
早速席に着くなりビールを注文。
それと同時に女将さんから、
『今日は初めてですか?初めての方にはとりあえず和風もつ煮込みをお勧めしております』
と。
二つ返事で『はい』と答えると手際よく運ばれてきた。
和風煮込み(400円)
ぷりぷりのもつは噛めば噛むほどジュワーっと出汁の味が広がってくる。
ネギは入れ放題なのでタップリのネギを絡めて食べれば最高のアテになるのである。
突き出しとも取れるメニューがうまいお店は間違いない。
そのまま僕は気になった料理を次々に注文した。
チレ刺身(400円)
中心の卵黄を崩しぐちゃぐちゃに混ぜて食べた。
なんとも言えない食感とごま油の風味がたまらない。
ビジュアル的にも最高の一品。
ミノゆびき(400円)
コリコリのミノをさっぱりと食べることができる。
奥の生姜を少しつけて食べれば素晴らしい化学変化、口の中でミノが踊り出してしまうだろう。
こころのたたき(400円)
ぷりぷりのハツは一枚が分厚く食べ応え充分である。
大根おろしでさっぱりと口の中をリセットしてくれる。
何枚でも食べたくなる一皿。
生せんまい(400円)
ゴマだれとのハーモニーが素晴らしいセンマイ。
永遠と口の中で自己主張をしてくるのだが決してそれが嫌ではない。
むしろずっとそばにいてほしい、そんなプロポーズまでしてしまいそうなくらいウマい。
全部美味しい。
久々のヒットである。
生ものはこれくらいにしておいてそこから焼き系を注文し始めた。
串焼&タン焼き(2本で400円)
焼き加減も絶妙なこちら。
口の中に放り込めば香ばしい香りが鼻を刺激して一口噛めばジュワーっと肉汁が広がる。
口に残った肉汁をビールで流し込めば今度は『幸せ』の波が押し寄せてくるだろう。
タンシチュー(400円)
これが『あらた』のタンシチュー。
焼きとはまた違った食感でホロホロとタンが口の中でほどけていく。
お皿に残ったシチューを最後まで綺麗に食べ切りたくなる逸品なのだ。
コールタン(400円)
大将が『これが一番儲けがでないねん』 とずっと言っていたこちら。
焼きとも煮込みとも全然違う質感。
コンビニのおつまみコーナーにあれば毎回買ってしまうであろううまさであった。
フク照焼(400円)
独特の食感で初めて聞いた名前であった。
女将さん曰く『好き嫌いがある』ということであったがしっかりとした歯応え、噛めば噛むほど旨味が溢れ出るフクはお酒のアテにはぴったりだった。
そして最後にここで飲んで欲しいのがこちら。
ハイボール(250円)
普通、ハイボールって ウィスキー2〜3:炭酸水7〜8の割合で作られるじゃないですか?
普通。
でもここのハイボール、ウィスキーが9.5位の割合なんですよ。
ほぼロックですからね。
一気にパリピになる飲み物。
でも、これがまた飲みやすい(らしい。僕はハイボールが苦手なので)。
たぶんもともとウィスキーを何かで割っているのだろうか?
友人はぐびぐび飲んでいた。
そんなこんなで2人でたらふくお肉を喰らいビールとハイボールを飲んだ。
それでお会計は8000円いかないくらい。
最高のコスパだ。
西中島南方を歩けば他にも良さそうな飲み屋さんはたくさんあった。
いつか開拓してやろうと心に誓い僕らはお店を出た。
最初に伝えたが情報は鮮度が大切なのだがこの出来事は約2週間前の話。
情報の賞味期限が切れかかっていたのかもしれないがそれでもまだ心に残るお店である。
ぜひ皆様の行きたいリストに加えてもらえると嬉しい。
そして帰路につこうとした僕に先日結婚式を迎えた梅松くんが口を開いた。
『今から先日の結婚式二次会の幹事会あんねん、行こうや。』
と。
もちろんだが僕は幹事ではない。
どうなる!僕。
これはまた次のブログでどうぞ。
『和風もつ料理 あらた 』
ぜひ行ってみてくれ。
ありがとうございました。
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