新世界と串カツとサンパツヤ
今日のイメージはどんな感じにしましょうか?
大体お客様には入らさせてもらう時こんな感じの入り方をさせてもらう。
やはり今の時代スタイルというよりはイメージが大切だ。
しかしそのためにはスタイリングなどに関して努力が必要である。
ただ僕もできるだけお客様の希望を叶えたい。
簡単に再現できるようにしたいのだ。
僕が大切にしてるのはそれをスタイルで見出すわけではなく言葉のイメージから読み取る。
なんか爽やかで優しそうで時折ふと見せる表情がなにか辛い過去を持ってるような感じのヘアにしてください。
そんな要望があるのならば僕なら福士蒼汰に仕上げて見せるだろう。
先日もお客様がいきなり
向井理にしてほしい
と言ってきたときは美容師界のざわちんの血が騒いだのは記憶に新しい。
僕は気持ちよく清潔感のあり柔らかいけど男らしさも備え男っぽいところと尚且つ女心がわかるふり幅の広さを持つスタイルを仕上げさせてもらった。
ようやく浸透してきた次第である。
(O君ありがとう。)
そんなとき僕はふと思い出した。
あれは木々の新芽が長い季節を待ちわびひょっこり現れた季節の話だ。
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ここは新世界。
別にモンキー D ルフィと、その仲間たちが挑んでいる場所ではない。
大阪でもTHE 下町が残る何とも形容した難い場所だ。
そんな場所で久々に専門学校の友人と遊んだ。
昼間から酒を酌み交わす様々な人々を横目に飲み屋さんに入った。
その中にいるアラブ人とくまのプーさんが廃れたような彼。
左から土井くんと波田くんだ。
なんだかんだ7年の付き合いになるだろうか。
こうやって今も仲良くしているのはきっと親友と言っても過言ではないのではないか。
酒に酔いすぎて僕の家で発狂した結果大家さんどころかマンション一帯からクレームをいただくことになった土井くん。
お酒が飲めないのに飲んでしまって年越しのカウントダウンと同時に盛大に吐いた波田くん。
そんな彼らと今でも付き合いのある僕。
これを見ても僕の心の広さを感じれるだろう。
さて新世界。
やはり大阪名物と言えば
串カツ×ビール
これはやはり間違いない。
適度にお酒を飲むはずだったがなんだかんだ飲みすぎた。
きっと新世界の雰囲気がそうさせてしまうのだろう。
しかし時間は昼の13時。
僕たち(波田くんは烏龍茶のみ。)は酔っ払ってしまった。
というわけでノリで串カツ屋の隣に面白そうなところがあったので行ってみた。
そう、サンパツ屋さんだ。
やはり、美容師。
如何なる時も人のカット技法は気になる。
というわけでお邪魔した。
入る前に誰が切るのかをじゃんけんで決めた。
ということでここは波田くんはなんとも言えない微妙な判定をしてきたので彼に決定した。
ちなみに僕が負けたら僕は福士蒼汰にならないといけないから絶対やだと空気を読まないことをする気満々だったのだが勝ってよかった。
店内に入店。
中々の混み具合である。
入って30秒もしないうちに
カウンセリングが始まった。
丁寧に今の状態を説明してもらっていた。
横を刈ってもらうようにするわ!
と意気込んで行っていたのでそう伝えているようだ。
と、バリカンが入っていった。
入店して2分もしないうちにだ。
は、はやい。。。
流れるようなバリカンさばき。
僕も基本はシザーでやらせてもらうのだがバリカンの動き方はまるでそこにバリカンという生き物が存在しているようだった。
ものの10分で彼のカットは終わった。
せっかくなのでビリケンさんと一緒に。
とても嬉しそうだ。
ちなみに彼だけはこの時シラフだったことを覚えておいて欲しい。
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髪型を変える。
それはとても大切なことだと思う。
しかし自分の技術ばかりを過信して周りが見えなくなってはいけない。
日常のとあることからヒントは隠されているだろう。
僕は視野を常に広げてイメージ先行型をより伸ばせるように、そして多方面から技術を色々勉強していきたい。
ありがとうございました。
LiLoinveve
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