つっつんブログ from LiLoinveve

大阪は心斎橋の美容室『LiLoinveve』で働くつっつんの徒然なる毎日

愛しさと切なさとセブ島のクラブのお話

皆さんもご存知かとは思うのですが



仏のつっつん




って言葉があるように僕って怒るっていう感情を欠落してしまったようなんですよね。



だからグークルで《仏の》って調べたりすると
《仏の つっつん》
って予測変換に出て来ると思うし、


図書館の辞書読んでたら
《仏のつっつん:怒りという感情がないイケメン》
というところにラインマーカーで線が引いてあくらいですからね。





ただそんな僕がですね






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イライラしてる
んですよ、フィリピンで。




なんでかって?




今回はそんなお話。
どうぞ。



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さて、僕はフィリピンはマニラの空港にいる。





前日のコーヒー巡りの1日が終わりこの日からはLiLoinveve恒例の社員旅行なのに現地解散の日である。




少しフライトの早かった堀田ファミリーとは早々に別れ僕は1人飛行機を待っているのだ。





今回目指す先はセブ島である。



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ここでなぜセブ島になったのか?を説明したい。



いつもアバンギャルドな場所を選びデンジャラスな体験をしてきた僕。
しかしそれには理由がある。



そう、イケてる男になりたいのである。



前回のブログにも書いたのだが僕はいつもモテることに必死に向き合ってきた



そうして常に何事もチャレンジしている。

いい男とはこういうものである
こうすればモテる男になれる

と仮説を立て実証して結果だし反省をする。
そうやって必死に答えを追い求めてきた。




それはもちろん素晴らしいことだとは思う(自分で言うな)のだが前回の考察の通り今回はその『必死さ』『余裕』に変えてみようと。




必死にモテることを追求するのはよくない。
自然と余裕がある人間やがモテるのだ。




つまり僕の中でリゾート地でセレブのような余裕のある生活をすれば人は羨ましがって寄ってくるのではないか?という結論に落ち着いた。



いつも思うのだが我ながら柔軟な発想を持ちすぎていて怖い。



というわけで今回はアジアでも有数のリゾート地、セブ島へと行き先を決めた。




そこで僕は人が羨ましがるような生活を送る。


言うなれば俺と来ればこんな楽しいことが待ってるんだぜ』をアピールしてやろうと。




そんなところだ。







さて、そんなセブへのフライトなのだが





3






のである。



早速『余裕』というものを排除されてしまった。



自分でも驚いたのだが



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『面白くなりたい!』と思って買った本をこのタイミング、この場所で読み終わるとは思いもしなかった。




くそ、、、

なんで、、、





この日の予定としてはまずセブシティにホテルにチェックイン。
堀田ファミリーとフィリピンで事業をしているLiLoinveveのお客様と合流。

そしてみんなでサンセットを眺めながらディナー。

その後解散して僕はまたシティに戻り夜の街を散策。





となっていたのだが早速ディナーに間に合わなくなった


よく『予定は未定』と聞くが『旅程は未定』は今回の僕の旅にとっては許されないことなのである。





結局フライト後のタクシーでは渋滞に巻き込まれホテルにチェックイン出来たのは集合時間の17時。


ちなみにここからいつもは40分で行ける集合場所までも渋滞のため2時間ほどかかると言われた。




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こんな雑踏の中一人セブの夕焼けを見て僕は何やってんだろう、と思う。




しかしくよくよしても仕方ないのでセブシティの中心、マンゴースクエア付近のホテルにチェックイン。
その後近くのレストランでディナーをとる。



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ビールと


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ピザ




え、ここフィリピンだよね?
リゾート地でも有名なセブだよね?


と誰もが口を揃えて言うだろうが僕はフィリピンでイタリアンを食べた



このパターンは予想していなかったため調査不足。
結果ホテルの人に聞き教えてもらったのがこのイタリアン。


まぁ、いいさ。
これはこれで楽しいよ。



と切り替えて無表情のままビールとピザを口に流し込んでいるとwi-fiに繋がった携帯が鳴った。




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堀田さん『いぇーい!ここめっちゃいいで〜!』









おい、なんでやねん


久々に関西弁が出てしまったがそこには素敵な二つ家族と最高のロケーションのレストランがあった。



何故かわからないが敗北感が僕を襲う。



社員旅行』でここまでの『疎外感』を感じたのは初めてだ。

僕が先輩であるなら『食事中はサングラス外したら』と言いたいところだったがそんなこと言うと帰りのフライトで合流してもらえなさそうなので諦める。





僕はこのやるせない悔しさをホテル近くにあるマンゴースクエア『ジュリアナ』というクラブに走った。





このクラブ、有名なDJもセブに訪れた際は必ず寄るぐらい有名でとても人気な場所。
音もすごくいいと評判である。



しかし僕はそんなところに全く興味はない。




僕が行こうと思ったキッカケは『日本人は非常にモテる』と聞いたからである。



(先程まで『必死』から『余裕』に変わっていくと言っていた僕に対して『多重人格なの?こいつ』と思うだろうがツラい事があったんだ、大目に見てくれ。)



思い立ったら吉日。即行動。


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ここに来れば素敵出会いが…




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全くない。



おいおい、

わざわざここに行ってモテるために旅行なのにスキニーパンツ持って行ってたんですよ。

荷物増やしたんですよ。

そしてそれにわざわざ履き替えて来たんですよ。

なんならカッコつけてMA-1を肩がけしてるんですよ。

日本でもしたことないことをフィリピンという土地でやってるんですよ。

この時期のフィリピン夜でも30度近くあるんですよ。

わかります?

めっちゃ汗だくなんですよ、僕。

それなのにカッコよく見られたくて努力してるんですよ。




それで誰も声かけて来ないってどういうことだよ。




おい!!

フィリピーナ!!




と思うのである。







その後唯一声掛けられた韓国男子留学生グループに。


『日本人?ww一人?ww』

『深夜はこの辺危険だよwwこの前一人で来た友達が銃で脅されたから気をつけてねww』


と心配された僕。





気付いた時にはもうホテルで一人ゆっくりしてましたからね。




その発言聞いて過去のトラウマがフラッシュバックした僕はビビってそのクラブを急いで後にした。

というかね、そもそも一人でクラブほど寂しいものはないんじゃないかって。






そんなことを思いながら僕はブログを書き始める。
そこであること気づいた。




『あれ?今日何したっけ?』


と。



別にフライトの遅れたAir◯siaさんに怒るわけでもなく
楽しい会食の写真を送ってきた堀田さんに怒るわけでもなく
誰も声をかけて来ないフィリピーナに怒るわけでもなく



この日をまとめると





仏のつっつんが不甲斐ない自分にイライラした日』


となった。


戒めとしてここに記しておく。









いよいよ翌日からはセレブ体験。
次回もお楽しみに。





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