僕の先輩がカットに来たお話。
僕は昔軽音楽部に所属していた過去がある。
俗に言うこじらせていた暗黒時代の一つと言っても過言ではないだろう。
j-popなんてだめだ。
今アメリカのポップパンクがいいんだよ。
UK発の個々のバンドが熱いよね!今。
などなんとも通ぶっていた発言が多かったのだがそれはかっこよく見られたいがための行動や発言で中身なんて全くないのだ。
なぜそんなことが言えるのかというと今や海外のバンドなんて全く知らないのはもちろんなんならj soul brothersの楽曲も知らない。
音楽というものをモテアイテムとして使用していた自分を呪いたいし、結果的に全然モテてないのでただの黒時代しか残っていない。
さて、そんな軽音楽部に属していた僕だが先輩には中々パンクな生き方をしている先輩がいる。
それがこの方、松宮くんだ。
先輩にこういう発言は良くないと思うのだがこういっちゃ悪いが絶対頭狂ってると思っていた。
そんな松宮くんは東京でライブハウスの店長をしていたらしいのだが去年、京都に帰省した。
そしてそれ以降ありがたいことにわざわざ大阪まで髪の毛を切りに来てくれる。
初めて来てくれた時は新しい仕事をはじめる面接のための時だった。
面接をするということでこれぐらいの長さからバッサリ切らせていただいた。
接客業をしたいとのことだったのでやはり清潔感が出て印象はよく見せれるように爽やかをテーマにして好印象ヘアを作った。
その結果無事就職が決まったみたいだったのだが
というFacebook メッセージが来た時は全然髪型必要ないやんと思ったのもココだけの話。
仕事中は忍者の被り物をしていたみたいである。
ただ仕事にはすごい真面目だった松宮くんは
コンプライアンスをしっかりと守っていた。
尚、現在離職したので問題ないそうだ。
そんな事件から約1年。
この度大阪に来てお仕事を始めたそうだ。
その職場で髪の毛長いから切りなさいということになって今回も来店。
松宮くんは中々の天然パーマで爆発していた。
そら普通に言われるだろうな…と心の中で思いながらもバッサリ切らせてもらうことに。
天然パーマをパーマ風に活かせれるようにいろいろ考え襟足とサイドはスッキリさせながらトップを長めに残しいろいろな表情を作れるようにした。
なんとこの日はカット後にカナダの女性とご飯に行くそうで僕も力の見せ所だな。と思い切り込んだ。
カット中には
最近デトックスで『土』食べてるねん
と衝撃的発言をされた時は返す言葉が見当たらなく流行ってますもんね〜と変な嘘をついてしまった。
すいません、多分流行ってないです。
他にも海外へと遊びに行ったり留学していた話は常人の僕からは思いもしない体験ばかりで刺激と笑いをたくさんもらった。
そうこう言っているうちに無事カットが終わった。
刈り上げまでしてしまうと顔の輪郭があまりボケない。
そのため最近太ったという悩みを持つ松宮くんを考慮して刈り上げないギリギリの長さで収まるようにカット。
そして何よりカナダの女性も気に入ってくれることを願っている。
と、感じたのも束の間。
お見送りのエレベーター前でドン底のテンションになった松宮くんは『カナダの女性のことは忘れてくれ』と残すとミナミの街へと消えて行った。
正直英語でやり取りをしていたので何を言ってるのかわからない僕でさえもその空気感からキャンセルになったことは分かった。
松宮くん、また面白いネタと共にお待ちしてますね。
そしてそんな松宮くんと仲良くなりたい外国の方もご一報を。
ちなみに中々クセあります。
ありがとうございました。
LiLoinveve
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