ミャンマー旅行記…?
さて、前回にも書きましたが野宿編に。
もちろん野宿は初めてだ。
(酔いすぎて道で潰れた場合は除く)
いや、なぜ野宿をする?
疑問に思う人がたくさんいると思うので今回の経緯を。
この旅行が決まってミャンマーという全く情報がない中で始まった。
チャイティーヨーに行くと決まり色々な文献やテレビ、ブログなどから情報を収集してきた。
その中でも一番インパクトがあったのがこちら。
野宿パーティー!(勝手に言ってるだけでただの野宿組です。)
これは…
僕は衝撃を受けた。
調べてみると夕焼けと朝焼けを見るには山頂に宿泊が必須。(山頂までの交通手段がストップするため)
そのためこうやってたくさんの人がチャイティーヨーの境内で寝るらしい。
行くしかないだろう…
心の中で少し思った。
これをすることで値段は無料はもちろん、なにより現地の人と同じ環境で生活を体験でき尚且つコミュニケーションがとれる。
前回のブログにも書いたが中々ミャンマーでのコミュニケーションは取りにくい。
しかしこのような環境に飛び込めば自然とコミュニケーションがとれるようになるのではないか。
素敵すぎる。
改めて強く思った。
行くしかないだろう。
とーー………
時間は21時頃。
ありがたいことに雨は降っていない。
まずは安心した。
雨が降っていればコミュニケーションどころではないからだ。
しかし辺りを見回しても人が集まってない。
まだチャイティーヨーのお参り待ちみたいだった。
きっとこの人たちの参拝が終わるとあの写真のように人が流れてくるのだろう。
そう考えた僕は閃いた。
先にあの場所で寝ておこう!
先に寝ていればその周りに人が集まってくる。
後から完成した輪の中に入るのは難しいが僕自身最初から輪の中心にいれば問題ないのではないか。
そう確信した僕はあの写真の中心にバックパックを背もたれにして大判のストールを取り出し寝る準備にかかった。
しかしここはあくまで山頂。
クソ寒い
みんな薄着すぎてビビる。
10分後、僕は家から関空までに使った服を着ていた。
Tシャツ、パーカー、アウターを着る。
下はパッチを履いてスウェットを着る。
うむ、マシになってきた。
しかしあくまでマシになっただけで寒い。
つまり今の大阪の寒さと変わらないのだ。
最終的にこうなった。
変態だ。
絶対に知り合いに見られたくない(絶対会わないが)
しかしここまでくると少し暖かくなってきた。
ふう…
ミャンマービールが効いてきたのか。眠い。
このまま誰とも喋らず寝てしま……
寝てしまった。
しかしここはあくまで、山頂だ。
寒さで目が覚めた。
時計を見ると23時。
まだ、二時間しか経ってなかった。
ホッとした。
まだミャンマーの人と1人も喋ってないのに危ない、危ない。
そういえば…
辺りを見回す。
人がいない。
もう一度言うが僕が描いていたのはこれ。
パニックからか寒さからか震えだす。
日本に帰国して家に帰るためように持ってきたホッカイロ三昧を身体に貼る。
少し暖まり落ち着いてきた。
もっかい周りを見るがやはり誰もいない。
完全にミャンマーに嫌われた。
これは、たまらない。
コミュニケーションをとるどころか相手が一人もいない。
少し遠くの方に警備員さんや掃除係はいるみたいだがもはや動く元気はない。
ミャンマーでこんな格好をして寝ている日本人、、
近付きたくないだろう。
色々選択肢を考えた。
→今からホテルをとる。
→誰かに聞く。
→このまま寝る。
…うむ。
考えてるとまた眠くなってきた。
身体が暖かくなってきたのだ。
この時ばかりは困った性質だな、と思う。
そう、カイロの力で考えてるうちに寝てしまった。そのまま朝に
ならない。
ハロー、ハロー。
声が聞こえてきた。
ん?人が集まってきたのか?
ハロー、ハロー。サー!
目を開くと変なおじさんがいた。
しかも五人。
上から僕をも下ろしている。
もちろん
目をそっと閉じた。
当たり前だ。
怪しすぎる。ここは無視が間違いないはずだ。
そう考えた僕は寝たふりを続けた。
早く朝になれ…
20分後、僕はチャイティーヨーの警察署に来ていた。
あれから寝たふりをしていたのだが徐々に怒り出し無理やり立たされ最終的に手錠とIDを見せてきた。
さすがに言葉がわからなくてもすぐに理解した。
見事にミャンマー警察に保護されていた。
そこからはよくわからない言葉で怒られパスポートやビザをチェックされる。
正直怖かった。
何故あそこで寝ていた?
この写真を見せたら…
馬鹿か!時期が違うだろう!
たぶんこんな感じで言われた。
結構怒られた。
ちなみに
僕だって薄々感ずいていたし
なんだったらもう少し早めに言ってくれよ。
と思ったのはここだけの話だ。
まぁそうこうしているうちにとりあえずこっちに来いと言われる。
恐る恐る連れて行かれた先は…
えっ、誰?
焦る僕。
何かビルマ語で説明されるがわからない。
こんな奴もきた。
ここからは予想だ。(何言ってるかわからないから)
ここは警察の仮眠室だと思う。
一瞬留置所をイメージしたが
こいつら
俺は警察だ!
と言い張る。
信じれない!
と言うと…
まぁ綺麗に男前アプリで加工された自撮りの写真を見せてきた。
本物だった。
そこから安心した僕は明け方まで話した。
正直訛りが激しくよく聞き取れない部分もあったがお互いの言葉を教えあったりしてた。
結果的にはミャンマー人とコミュニケーションがとれた。
なにより不安な僕を励ます?ためにほぼ朝まで話してくれて時たまジェスチャーでギャグみたいなことをしてくれたりと暖かく最高だった。
本当に運良くこの場に巡り会えた。
本当に運良くこの場に巡り会えた。
ミャンマー警察に感謝でしかない。
最後にこの場を借りてお礼申し上げます。
kye: ju: tang pa tai (ありがとう)
以上で2日目終了です。
ありがとうございました。