2017年LiLoinveve社員旅行…彼の新しい扉を開けてみた。
『堤、俺なぁー…』
テライシは言った。
『女の子苦手やねん…』
ん?
何を言ってるいるのだ。
僕はその言葉に膝から崩れ落ちた。
この世界。
【繁殖】
を繰り返して今の時代がある。
男と女。
その二つの生態のおかげで進化、発展を繰り返し僕らの住める世界。
なんならそのおかげで僕らが生まれて来たのである。
しかし彼はその自然の摂理に対して【NO】と声を張り上げたのだ。
本質的に人間として何か欠落している。
僕はそう感じた。
『じゃあ苦手ならやめとこうか。』
凡人はそう思うだろう。
人はそれを優しさと捉えるかもしれない。
ただ今回この旅を、そしてイケてる髪型プロデュースしているのは誰だ。
そう私だ。
テライシに【新しい扉】を開けてあげるのもまた僕に課せられた役割なのかもしれない。
世の中男と女だけじゃないんだぜ。
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まだ前回のブログを見てない方。
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店を出てどれくらいの時間が経っただろうか。
僕らは路上でミーティングを始めた。
『あいつ絶対僕のこと好きでしたよ。』
イサミチは言った。
こいつ絶対将来女性絡みのトラブルに合う。
僕は思った。
そんな横で意気消沈するテライシはおもむろに口を開いた。
『うちの親父はパリピでさ』
ん?
『よくクラブとか一緒に行ってテキーラとか飲むけどさ』
は?
『心理ゲームとか好きで女の子と盛り上がるんやけどさ』
え?
『やっぱり俺苦手やわ、こういう空間。』
サラッとすごいこと言いました。
僕のおとんはオネエとしてある程度知名度を上げて来たのだが彼の父はパリピという中々の爆弾を投下して来た。
結論クセのある父親はどっちもまぁまぁキツイ。
ただ僕は気付いた。
『こいつサラブレッドじゃん。』
て。
かつて競馬界で一世代を作ったディープインパクト。
彼もまたサンデーサイレンスという名馬の子供。
テライシもいわば確実に才能ある子供なのである。
『磨けば光る。』
そう思った僕はイサミチに相談しあるお店の門を叩きました。
それがこちら。
【ミックスナッツ】
ブルゴスストリートを少し外れたとこにあるこちら。
怪しく光るネオンとべっぴんな女性が表に立つお店。
店内に入るなり階段となっており二階へと進むとまたそこは異次元空間のような雰囲気が醸し出されている。
時間は22時ごろ。
なぜかお店には他のお客はいなかった。
とりあえずママに案内され席へと通される僕等。
他に客もいないからだろうか、踊ってる人はいなくフロアにたくさんの女性が立ち並んでいた。
とりあえず席に座りビールを頼む。
『サンミゲルライトで』
まだフィリピンに来て数日だがこの言葉だけはスムーズに出るようになっていた。
お酒の力は凄いな。
そう感じさせてもらう瞬間なのであった。
相変わらずイサミチは
『あの子もいい、お、、あの子はエロそう。』
と一人血眼でぶつぶつ呟いているのを見ると【絶倫と噂されるウサギ】をふと思い出すことになりました。
一方テライシは先ほどのお店がトラウマなのか女の子には目もくれずただサンミゲルライトを口に放り込み呆然と遠くを眺めていた。
『なぁつつみ、ここはゆっくり飲もうや。』
そう言ったテライシに対し
『とりあえず帽子脱いだら?』
と返す僕。
こんな場で深々と帽子を被っているのは不自然である。
そう言うとテライシは深めにかぶった帽子をそっと取った。
次の瞬間
『キャァァアアアアアアアア!!!!』
店内に女の子の黄色い声が響いた。
ざわつく僕ら。
焦るテライシ。
次の瞬間テライシの周りには人が溢れました。
『like a Philippino!!』
『like a Philippino!!』
と。
イサミチがGoogle翻訳するやいなや
『フィリピン人みたい』
と出てきました。
あ、こいつ顔濃いもんな。
そう感じた僕ら。
さらには女の子は
『昔の元カレに似てる。』
と言い出したじゃないですか。
人生三回あるモテ期。
それをフィリピン、いやこの【ミックスナッツ】にて到来した彼。
テンションがすこぶる上がっているのを見ていて感じました。
色々なコンパや出会いの場へと赴きプロデュースして来た僕だから感じれるのであるが女の子の目が
【テライシにホの字】
でした。
ここでママが登場。
『良かったら女の子つけない?』
とな。
先ほど意気消沈して『ゆっくり飲もう』と言っていたテライシが
『えっー、どの娘にしようかなー…』
とまんざらでもない表情で選び出しました。
隣にいたイサミチは
『テライシくん、キャラ変わりましたね。』
と、若干ひいていた。
ここで更にママから一言。
『うちの娘は全員付いてるから安心してね。』
と。
テライシが
『えー何がよーww』
と聞き返すと
『チ◯コ♡』
とな。
そう。
【チ◯コ】
とな。
このお店はニューハーフ専門店。
フィリピンの夜の街に詳しいイサミチに聞いたところ
『じゃあ、あそこっすね。』
とさすがのガイド力でここまで連れて来てくれた。
テライシの
【女の子が苦手】
という言葉に対してこれが僕の考える最善の方法である。
『女の子のが苦手なら男の子でもいいじゃない。』
かつてマリーアントワネットも言っていた気がする。
そんな方程式を導きだした僕だがテライシの顔がみるみる曇っていた。
『あ、、やっぱり違ったかな、、』
と思った矢先
『なるほど!だから居心地ええんや。』
と呟いたテライシは
この日ブルゴスストリートで一番はじけていた男になっていた。
ありがとうミックスナッツ。
ありがとうママ。
ちなみにドミトリーなのでみんなで揃って帰宅したのだが僕とイサミチは気持ち少しだけテライシとのベットの距離を離したのはここだけの話だ。
そんな2日目、フィリピンの夜。
あかん、ここまで細かく書きすぎたので後半はもう少し軽いテンポのブログにさせていただきます。
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