生足魅惑のマーメイド
ミンミーン…ミンミーン…
今にも聞こえて来そうな気温。
僕の大嫌いな季節の夏。
嫌いな理由のひとつとしてあげるのは
脱いでも脱いでも暑いじゃん?
てことだ。
冬に関しては着込めばなんとか寒さは凌げる。
夏に関しては真っ裸になっても暑いものは暑い。
ここ10年ほど海や川から疎遠になっている(セブの海やガンジス川は除く)僕。
唯一夏の待ち遠しいポイントとすれば甲子園とビールくらいなんではないだろうかと思う。
夏になると日焼けしちゃうなー。
僕は太陽に向かって呟いた。
そういえば…
あれは3年前の夏だろうか。
今回は少し、僕の思い出話にでも耳を傾けてほしい。
写真はあまりないので文章メインになってしまうので面倒くさいとお思いだろうがこいつ頑張ったんだろうなと暖かい目でぜひ見てほしい。
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3年前の夏。
僕は日焼けサロンに行った。
別にEXILEみたいになりたかったわけでもないし色黒でワイルドなんて浅はかな考えを持っていたわけではない。
元々色白、よく言えば美白の僕。
日光にいきなり当たってしまうと大火傷を追ってしまうのだ。
日本で普通に生活する分には何も問題はないだろう。
しかしこの時はタイ旅行を一週間後に控えていた。
多くの人からのアドバイスで絶対赤くなって火傷みたいになるから土台は作っていきやと。
そう聞いた僕は専門学校からの友人を誘って人生初の日焼けサロンに向かった。
ちなみにこの時のメンバーはみんな初日サロだ。
緊張と興奮を抑えきれずに日サロのドアを開けた。
「らっしゃいませー」
そこで待ち受けていたのはかなり引き締まった身体の黒人のような女性だ。
ちょっとたじろいだ。
しかしここで負けてはいけない。
「初めてなんですが…おすすめでお願いします。」
「あ、旅行に行くんでそのための土台作りでいいです。」
すると女性はおもむろに表を取り出した。
確かこんな感じで仕上がりイメージと強さ、そしてマシンの特徴が書かれていた。
しかしこんなんを見ても意味がわからない。
「どれにしますー?」
いや、だから最初に初めてって言ったじゃん。
まぁ、結果的には一番人気で僕にオススメのものにしてもらった。
ここで皆さんに伺いたい。
日サロのマシンのイメージを。
僕が持っていたイメージはこれだ。
意外でもなんでもない、ごく普通の日焼けサロンマシーンだろう。
この日は前日遅くまで飲んでいたからこれで横になってゆっくり寝よう。そう思っていた。
しかし案内されたのがこんな感じだった。
まさかのスタンド型だった。
確かに立ち飲みは好きだし仕事柄立っていることが多い。
でも日焼けサロンに求めることに立ちははいっていない。
だ、騙された。
僕は心の中で呟く。
無知とは恐いものでそこからは次に何が起こるのかわからないので恐怖でしかなかった。
「服脱いだら中に棒があるんでそこに捕まっててください。」
10分後
素っ裸でバンザイする自分がいた。
これはなんの罰ゲームだろう。
人にはたくさん見られたくない瞬間があるのだがこの姿は確実に上位にランクインする。
更に目の前にはダクトがあった。
えっ…?
ガダガタガタッ……
ブォオオオオオオオオオ!!!
ものすごい勢いの風が出てきた。
暑さを予防するための扇風機的な役割を担うためのものらしい。
確かにこの機械内はかなり暑い。
しかしこのダクトは顔の部分にもろにあるので顔に当たって本当にこんな感じの顔になったと思う。
素っ裸、両手を上げる、強烈な光
遠くから音楽が聞こえくる。
これじゃまるでT.M.Revolutionじゃないか。
YO! SAY夏が 胸を刺激する
ナマ足 魅惑の マーメイド
出すとこ出して たわわになったら
宝物の恋は やれ 爽快っ
ナマ足 魅惑の マーメイド
出すとこ出して たわわになったら
宝物の恋は やれ 爽快っ
爽快っ! ではなかったが…
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あの時僕は思った。
日サロに通う人って大変だなあと。
あれ以降僕は日サロに行ってない。
そして行こうとも思っていない。
結果的に言うとこの日のおかげでタイで火傷をおうことはなかった。
程よく黒くなって色気が出ていたんだと思う。
しかしその過程で西川貴教を味わうのはちょっと刺激が強すぎる。
これが僕が日サロから離れた理由だ。
と、思っていたのだが2015年。
僕はまた日サロに行こうと企んでいる。
なぜか?
その点はまた追って連絡させていただこう。
次は横になって日サロマシンを体験してきたい。
そして出来れば誰か一緒に行ってくれないか?というぼやきを最後にしたところでお別れだ。
今回はどういう意図があって誰に向けたブログなのかはわからないがふと思い出したのでここに記した。
ありがとうございました。