第二回 一人◯◯のススメ
いきなりだが皆様に知っていただきたいことがある。
女性は占いが好きだ。
男性はわからないところも多いだろう。
ただ女性誌には毎月のように占いのページは間違いなくあるし人気の占い師なんてものは中々予約が取れないくらい流行っている。
最近はカップルで行く占いデートなるものもあるみたいだ。
ただ、はっきり言って僕も占いには興味がない。
昔は毎朝めざましテレビを見ていたが占いよりも早耳トレンドNO.1の方が好きだった。
しかし僕は美容師。
女性を美しくする仕事として女性が興味あることに対して意識を持たなくてはならないのではないだろうか?
前置きが長くなったが前回の一人焼肉に続き今回の「第二回 一人◯◯のススメ」はこのテーマにきめた。
「一人占い」だ。
なぜ一人で行くのか。
はっきり言おう。
ノリだ。
前回の一人焼肉でも記述していた通り一人で行動することが多い(友達がいないわけでは…)僕は誰かに「一緒に占いに行こう!」なんて恥ずかしくて言いにくいし「行こう!」なんて誘われるわけでもない。
つまり一人で行くしかないのだ。
しかし占いの「う」の字もわからない僕はどこに占いに行けばいいのか分からなかった。
細◯数子さんの家の近くに住んでいた経歴を持つ僕だがそこは関係ない。
僕が知ってる占い…
…
あっ!
Dr.シンのコンピューター手相占いだ!
「Dr.シンのコンピューター占いとは?」
関西では恒例のお祭りで商売繁盛を願うためにたくさんの人がお参りをする。
この今宮戎までの道程にかなり多くの屋台が並ぶ。
この祭りの楽しみの一つだ。
そしてその屋台の中で必ず毎年立ち寄るのがこの占い。
コンピューターで手相を読み取った後Dr.シンというおじさんが手相を見てくれ最後には診断書をくれる。
この占いが結構当たるのだ。
LiLoinveveで占いといえばここが出てくる。
ここに一人でチャレンジしてみよう。
しかし占い、いや祭りに一人で行くのは中々強靭なメンタルが必要だ。
そこで僕なりに考えた結果最終日の夜を狙って行くことにした。
今宮戎の祭りは三日間ある。
その真ん中の日はメインでかなりの人が集まる。
この日は危険である。
そこで最も人が少なそうな最終日の屋台閉店間際に突撃しようと考えたのである。
我ながら冴えていた。
はずだった。
見てわかるだろうが僕の予想を越す行列ができている。
しかも写真を見てわかるように女子ばかりだ。
やはり女性は占いが好きみたいだ。
この行列の中一人並ぶのは正直キツい。
祭りに一人で行くのも寂しいが占いに並ぶ男はさらに痛い。。
確実に◯◯の母なる個室系の占いの方が幾分楽だっただろう。
しかも20分経ってもまだまだ。
周りからは女性のワクワク感が伝わるような明るい声がたくさん聞こえてくる。
A.この占い当たるみたいだよー。
B.えーっ、こわーい。
この「こわーい」は僕に向けられてるものではないかと過剰に反応してしまうほどビクビクしていた。
それほど心がやられてきた。
ちなみに何が怖いんだろうか
ここで一人◯◯の奥義を出してみることにした。
そうご存知
電話して友達を待ってるフリだ。
これで周りの人からは
この人友達と待ち合わせしてるけど中々来ないんだね。
と、勘違いさせることができた。
少し敗北感を感じたのはここだけの話。
とはいえ誰かが来るわけでもない。
さらに寂しくなるのでこの奥義はこれ以降封印した。
と、ここまでは序章だ。
この占い最初にも述べたように手相占いである。
手をずっと差し伸べた状態で占われる。
つまり占ってもらっている最中は写真を撮ることができない。
ブログを書く上でその写真がないのは辛い。
心に決めた僕は後ろの人に声を掛けた。
すいません、写真撮ってもらっていいですか?
この方のキョトン顏を僕は忘れることはないだろう。
そして後ろから聞こえてきた
「あの人マジやんーうけるw」
の一言も僕は忘れることはないだろう。
↑手相を読み取ってもらっている
↑占ってもらっている。
、
撮ってもらえた。
関西の人の暖かさに触れることができた。
そう、これが一人の醍醐味だ。
一人で動けば出会いもある。
あとはその一歩踏み出す勇気が大切だ。
今回のも少しヘビーだったがもっとライトなものならみなさんもチャレンジ出来るのではないか?
さぁみなさんも一緒におひとりさまの世界にいらしてください。
きっと新しい世界が見渡せるはずだ。
次回の一人◯◯もお楽しみに。
ありがとうございました。